Higashio.com
Higashiocom
HIGASHIO PRESS
12月7日(金) 東尾修の「ひとりごと」

遅くなったけど…おめでとうございます!! ジャパンの皆の活躍は本当にすばらしかったよ。国際試合の解説は初めてだったけれど、ああいう場に立ち会えるってのは光栄な話だ。解説が解説になってなかった…なんて批判の声もあったようだけど、あれはあれでまあよかったんじゃないかって思ってる。

普段の中継では一方のチームに肩入れすることができない分、その場その場の解説に徹するしかない。近年、野球中継の低視聴率が問題視されていて、放送側もデータを増やしてみたり、解説者がクローズアップされるように工夫してみたり、ここ数年ありとあらゆる試みをしてきた。確かにデータも大事だし、解説者の味がいかされれば見てる人も楽しめるだろう。でも、中継を見てる人の大半が自分が好きなチームを応援するために見てると思うんだ。そんなファンと同じ目線・気持ちで解説することが許されるならば、普段とは違う臨場感あふれる中継になるんだろうけどね。

今回のジャパンの試合(北京五輪アジア地区予選決勝リーグ)はまさにそういう試合だったということ。視聴者と一緒の気持ちで応援しながら解説するから声も出る。純粋に試合を楽しみながら解説…なんていったら「ちゃんと仕事して下さい!」っていわれちゃうんだろうけど、今まで野球界の中で長年勝負してきた人間ばかりだし、何より皆野球が大好きだから、こんな大舞台ともなれば興奮して見てしまうよ。

今回、視聴率が全国的によかったことを野球人として嬉しく思う以上に、テレビ朝日の中継スタッフは心から喜んだと思う。といっても、単に高視聴率を喜んだという意味じゃない。どうしてもバラエティー番組が高い視聴率を得る一方で野球は低迷。経営のことを考えると、野球中継のために高視聴率の番組を飛ばし(休み)づらいのが現状なんだ。そういう中で年々野球中継の数が減っている訳だけど、今回スポーツ班・中継班は来年の野球中継に繋げるためにと、現地入りする前から入念な取材を長きに渡り行い、現地にはいってからも寝る間を惜しんで動いていたからね。そんなスタッフの頑張りを見ていただけに、こういう結果が得られてよかったよ。

本戦が今回と同じメンバーでの戦いになるか定かではないが、また日本中を熱くする試合を見せてもらいたいね。

※北京五輪出場枠は8ヵ国。開催国の中国、米大陸予選優勝の米国、準優勝のキューバ、欧州予選優勝のオランダが出場を決めており、日本もアジア予選優勝で出場権を獲得した。08年3月に台湾で開催予定の最終予選に、メキシコ、カナダ、英国、スペイン、オーストラリア、韓国、台湾、アフリカ予選優勝国の計8ヵ国が参加し、総当たり方式で上位3ヵ国に出場権が与えられる。
※※テレビ朝日系列で3日に生中継された「アジア野球選手権2007兼北京五輪アジア地区最終予選・日本×台湾」の平均視聴率は27.4%、瞬間最高は40.8%を記録した。2日の韓国戦は、平均視聴率が23.7%、瞬間最高は36.7%だった(いずれも関東地区)。


BACK NUMBER 2007
BACK NUMBER
このページのTOPへ