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10月9日(月)の試合を振り返って...
第1ステージ第3戦 西武 対 ソフトバンク (インボイス)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 1 4 1 - - - 6
西 武 0 0 0 0 1 0 0 0 0 - - - 1
■投手リレー ソフトバンク:寺原→柳瀬→藤岡→馬原
西武:西口→星野→山岸→三井→小野寺
■勝ち投手 柳瀬 2勝0負0S
■セーブ -
■負け投手 星野 0勝1敗0S
■ホームラン ソフトバンク:ズレータ2号
西武:中村1号

西武は中村が放った1号先制ソロの1点のみ。2試合連続の逆転負けで、2年連続のプレーオフ第1ステージ敗退。

10月9日(月) 東尾修の「ひとりごと」

3日間で3試合という短期決戦で、使えるピッチャー、使えないピッチャーを見極める目が首脳陣にあったか…と言うのが一番のポイントになってしまったようだな。第2ステージのことを計算する事も大事だけれど、今日負ければ後がない事を考えて継投して欲しかった。涌井をまったく使わず、小野寺もあの場面でしか使えないままの敗退。とにかく、ストレスと悔いを残すだけの試合になってしまって、オレ自身苛立ちを隠せなかった。

昨日の試合で星野、三井、タカシ(石井貴)が安定せず、調子の悪かったズレータ、カブレラを勢いづかせてしまった影響が今日の試合に出てしまった。プレッシャーによりシーズンとはまったく違い安定しない星野。出ていきなり頭近くへの暴投なんて普通じゃあり得ないことが現実に起きてしまうんだからね。放送中に何度も言ったけれど、もし星野が連続四球ではなく、連続ヒットで山岸につないでいたら事態はまた違っていた筈なんだ。前のピッチャーが連続四球だったからって次のピッチャーにうつるなんて!って思うかも知れないけれど、前のピッチャーがどうだったとか、状況がどうだとか、そういう事に影響されない、己を確立しきったレベルのピッチャーでない限り、影響されてしまうものなんだよ。

同点の後、追加点をやらない守備は西武らしさが出ていて本当によかった。「さすが!」と思ったし、これなら行ける!とすら思っていたんだけどね。追加点を与えた後も、3点差のまま9回裏を迎えられていたら分からなかったけれど…やはり投手陣の見極めがね。

把握しきれていない西武とは対照的にソフトバンクは監督不在の中、エースの和田を早めに切り替えて昨日は勝利をものにし、今日も状態の良かった寺原をかえるなど、積極的に交代してきた。監督がいれば、監督判断で簡単に交代も決めることができるけれど、そうじゃないなかで早い段階でエースに交代を告げたりというのは相当な勇気がいる決断なんだ。そこを積極的に動けたというのは、まさに2番手以降に投じるピッチャーの状態を把握しきっていたってこと。お見事としか言いようがないね。

最後に余談をふたつ。ひとつは小耳に挟んだ話なんだけれど、今日の試合ダイスケ(松坂)がベンチ入りしたいって言い出してたらしいんだ。結果的には第2ステージのことも考えてNGにしたらしいけど…まあ、オレが監督だったとしても、エースのその心意気は嬉しく思うけれど、単にそれだけで「よし分かった。ベンチ入りさせよう」とは言ってなかっただろうね。既にベンチ入りを考えているピッチャーの状態を考えた上で、必要と感じた場合、しかも本人に「ベンチ入りするからには投げれるんだろうな?」と確認してだったらOKしてたかも知れないけどな。

もうひとつは、試合が終わってから偶然通りかかった小野寺が挨拶に来てね。トヨ(巨人・豊田)を目標として、一流のストッパーを目指しているだけに、状況によってピッチャーの気持ちが乱れ、その乱れが投球に現れてしまう弱さについて話してやったよ。特に今日先輩の星野のピッチングを目に焼き付けているだけに、状況に左右されない“地”の強さの必要性はよく分かっているはずだからね。“地”の力をつけた時、もうワンランク上のストッパーになれる、ピッチャーの先輩としてそんなアドバイスをして労ってやったよ。


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