| 9月12日(火) 東尾修の「ひとりごと」 |
テレビ・新聞などの報道で皆さんもご存知の通り、この度bjリーグ「東京アパッチ」の社長に就任しました。これについて、何よりも先に皆さんに伝えたいこと、それは今回バスケットボールという新たなジャンルへ携わるということは決して野球を離れるということではないということ。甲子園を経て、そこからプロへ、そして選手から監督、解説へと、これまでいろいろな形で野球界に携わり、経験を積んできました。それがあって今の自分がある。だからこそ野球は何よりも自分にとって大切な物であることには変わりありません。
今後の野球界のために自分が何をできるのか、どうしたらいいのか、と考えた時、野球界だけを見ていては狭い視野でしか物事が判断できないのではないか?と感じ、また野球界は一通りいろいろな視点から見てきたからこそ、自分のステップアップのためにも野球界に止まらず、他のスポーツ界にも視野を広め、いろいろ学ぶべきではないのかという思いが、今回の就任を決意したきっかけでもありました。
今回、まったく畑の違うバスケットボールという世界で自分がどういった形で貢献できるのかはまったく未知の世界で、東京アパッチチーム関係者、スタッフにも「バスケットボールについて知らないことが多く、皆さんから学ぶことばかりだと思うので、いろいろと教えてください」と正直に伝えました。野球界で得た知識と経験を活用し、バスケットボールファンに喜んでもらえるようなアイデアを出していき、強いてはバスケ界の発展に繋がるように貢献できればと思っています。
昨年、プロのバスケットボールリーグが立ち上がり、日本国内にプロ選手が誕生した訳ですが、全球団の全選手がルーキー、つまりは先輩選手がいない環境でのスタートとなりました。それだけに選手自身も時には気持ちの持ち方や対応・判断の仕方に戸惑ったこともあったかと思います。ジャンルこそ違えど、プロスポーツ出身者としてさまざまな状況での選手の精神面・肉体面のアドバイス、また場合によっては指導者としての経験を生かし、アドバイスできることがあれば積極的に携わっていければと思っています。
とは言え、バスケットボールに関しては素人ですから、そこにはまったく口を出すつもりはありません。あくまでもプロアスリート同士という立場で選手には接していくつもりです。理子に対してだって、理子がプロゴルファーである以上、自分が得意とするゴルフであるとはいっても素人の自分はとやかく言ってはいけないと一線を引いてアドバイスは一切したことないのですからね。
自分が別分野にも興味を示すことで、ひとりでも多くの野球ファンがバスケに興味を持ってもらえれば嬉しいし、逆にバスケファンが野球に興味をもってもらえたらとも思っています。実際、去年bjリーグの開幕戦を有明コロシアム(東京)で見させてもらった時、初めて間近で見るバスケに圧倒されるわ、試合の展開の速さに興奮するわ、最後まで目が離せませんでした。それと、あの場内の独特の空気、ファンの雰囲気…これらも野球とはまったく違い新鮮に思えました。新たなことを知るにはきっかけが必要。ぜひこれを機に野球ファンだけでなく、バスケを見たことのない皆さんにも、一度でいいのでbjの試合を見てもらって体感してもらいたいと思っています。幸い、プロ野球は3月〜10月、バスケは11月〜4月とシーズンがズレていますし、比較的見やすい日程だと思いますので是非!
まず第一はファンに喜んでもらい、「楽しかった!!」と思ってもらえること。これは野球もバスケも共通して言えることです。だからこそ、ファンからの声が我々にとっては一番の“生の声”で、参考になるものなので、野球について、バスケについて、何でもいいので「こうしてもらいたい」、「こうしたら面白いのでは?」など、要望や感想をドシドシ送っていただければと思っています。今後も野球を主体にしつつ、バスケットボールもやるからには中途半端は嫌いなのでバスケファンからも認めてもらえるように一生懸命頑張ります。応援の程、よろしくお願い申しあげます。


