| 7月25日(火)の試合を振り返って... 西武 対 オリックス (インボイス) |
| TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 西 武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
| ソフトバンク | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
| ■投手リレー | 西武:西口→正津→星野→小野寺→三井 ソフトバンク:新垣→馬原→吉武 |
| ■勝ち投手 | - |
| ■セーブ | - |
| ■負け投手 | - |
| ■ホームラン | 西武: - ソフトバンク: - |
両チーム共に今季二度目の延長12回引き分け。王貞治監督が、胃の手術のためこの試合をもって休養に入ること発表した。
| 7月6日(木) 東尾修の「ひとりごと」 |
4日(火)と5日(水)の2日間、ソフトバンクとの試合の解説をしたけれど、試合時間だけで8時間半!! 実際放送でしゃべったのは10時間近くいってるんじゃないかな。オレが解説に入るといつもこんな感じなのは日頃の行いが悪いってことなのか?(苦笑)
2戦目の試合中に、試合終了後王さんが緊急会見を行うって知らせが入ってね。この時期にやめるってことはないし、何事だろう?と不安に思っていたら、体調が悪いらしい…っていう情報が入ってきて驚いたよ。ここ数年のソフトバンクのチーム状況からいっても心労が絶えない日々だったんだろうね。目が落ち込んで、頬がこけてきていたんで気にはなっていたけれど、真面目で何事も一人で頑張ってやりきろうとする人だから、きっとすべてを背負い込んでいたんだろう。会員のBBSに書いてくれていた人もいたけれど、オレ自身も監督時代は毎日試合前、試合中、試合後と胃薬を飲み続けていたくらいで、監督業の精神的負担っていうのは想像を絶するものなんだ。打撃不振や投手陣の不調、チーム状態といった自分の手ではどうしようもない部分の責任を背負うのが監督だからね。ストレスも溜まるし、心労も絶えない。「また監督やってください!」って嬉しい言葉をファンからかけてもらうけれど、すぐに「よし分かった!」とは言えない理由にはそういうこともあるんだよ。
今後はWBCの時同様、サードコーチャーでもある森脇が代行として務める訳だけど、WBCの時と違うのは今度は“公式戦”だということ。公式戦では試合の終盤、攻撃面で微妙な判断が必要になってくるケースが多数あり、その状況の中でサードコーチャーをやりながら采配を揮うっていうのは困難を極める。それを助ける為には試合展開を見極めた上での選手一人一人の自主的な心の準備、体の準備が必要になってくる。王さんのことがあって選手の気持ちがひとつになっている上に、松中や斉藤といった選手が厳しく皆を引っ張っていき、チームもより一層まとまるだろうし、さほど心配する必要はないかも知れないけれどね。まあ、西武サイドの立場でいうならば、チームがひとつになった時のソフトバンクの力は驚くものがあるだけに、今まで以上に怖い存在になってくるのはやっかいだな、ってところかも知れないけどな。
さて、2日間の試合内容についてだけれど、西武としては2連勝すべき内容の試合だったよ。抑えはそれなりにいい状態にある西武だけれども、中継ぎ陣に不安があるだけに、先発の状態が悪くとも長く引っ張らざるを得ない状況にあるのが現状だ。初戦の涌井も次回の登板への影響を考えると早めに変えたい所だったが、変えることができずにいたからね。ただ、中継ぎ陣が悪い=先発には最低でも6回、あるいは7回まで責任を持って投げ切って欲しい、というスタンスから言うならば、無理に先発ピッチャーを引っ張って打たれることで先発投手陣に変な連鎖反応が起こるのは避けたいところ。(先発投手には)長く投げてもらいたい、けれど状態が悪いまま長くは投げさせたくはない、しかし中継ぎ陣には不安がある…一番つらい状況だよ。
今の救いは打線が打ち負けないって事かな。4日(火)の試合、8回の攻撃で打撃陣にいい連鎖反応がでて、皆が右方向へ上手く繋げて勝利を引き寄せ、翌5日も残塁14ではあったけれど、ソフトバンクを上回る打力を見せてくれたからね。
まぁ、5日(水)に関してはソフトバンクの先発新垣が久々の登板で投球が荒れる中、当初予定していた6回を過ぎても投げる意志を示して踏ん張り、西武はあと1本を打てずに苦しまされた訳だけどね。試合がはじまる前、何人かの主力選手(ソフトバンク)には王さんのことが伝えてあったらしく、新垣もその事で、ここぞという場面になると日本シリーズ並の集中力と気持ちで、それまで荒れていた投球とは一転して最高のコントロールを見せたという訳だ。
今日も何回か書いたけれど、後半戦の戦いのなかでのキーワードは“連鎖反応”。何がきっかけでよくなるか、悪くなるかは誰にも分からない。目に見えない連鎖反応がチームを連勝にも連敗にも導く。日本ハムに勢いが出てきたし、ロッテも底力がある。最高の連鎖反応が起こるのは一体どこのチームなのか。これからのパ・リーグ、ますます面白くなっていきそうだね!


