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3月30日(木)の試合を振り返って...
ソフトバンク 対 西武 (ヤフードーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
西 武 0 0 0 0 0 1 0 0 0 - - - 1
ソフトバンク 0 0 1 1 0 0 0 0 0 - - - 2
■投手リレー 西武:松坂
ソフトバンク:和田→藤岡→馬原
■勝ち投手 和田1勝0負0S
■セーブ 馬原0勝0負2S
■負け投手 松坂0勝1負0S
■ホームラン 西武:中島2号
ソフトバンク: -

松坂は129球の完投(9安打3四球2失点)も、援護がなかった。

3月30日(木) 東尾修の「ひとりごと」

オレの解説に合わせたかのようなローテーションでダイスケ(松坂)が投げてくれたけれど、まあ本人の満足度としてはボール自体は50%、結果は80〜90%ってところじゃないかな。あれだけボールが悪くても自責1で完投できたってことはチームを支えるピッチャーとしては上出来だからね。

今日の結果は首がどうのとか、WBCの疲れとか、単なる不調とか、そういう次元の話ではないよ。昔からよくいうけれど、ブルペンで完璧な状態で行ってもマウンドでダメな場合もあれば、その逆もあるのだからね。あえて1つ今日の問題点をいうならば、ダイスケのフィールディングのよさが仇となったってことかな。バントのケースを見てもらうと分かるのだけれど、守備のいい投手の場合は投げながら守備の体勢に入っていくんだ。その反対に守備を苦手とするピッチャーはきっちり投げ終えてから守備の体勢に入る。今日のダイスケは投げながら守備に入ることで体が流れてしまい、その結果、ボールが右に抜けてストライクが入らなかった。特に下位のバッターに対する場面、コントロールが重視される場面にその傾向が見られたかな。まあ、本人も自覚はあって「ああ失敗したな」って今日は思ってる筈だし、ピンチやクリーンアップを迎えた場面では投げることに集中して腕を振り切れていたから、大して気にする程のことではないけどね。

さてさて、前回に引き続き同じ話になるけど炭谷にとっても今日はいい経験になったと思うよ。去年まで高校生だった彼がテレビで見ることしかできなかったピッチャーの球を公式戦で受ける。これだけでもいい経験ではあるけれど、それ以上の経験は“悪い状態のダイスケを知れたこと”なんだ。キャンプ中、そうそう球を受ける機会はなかっただろうし、試合が始まるまでは、去年までテレビで見ていたイメージやWBCのイメージ、試合前のミーティングで聞かされるいい時のダイスケのイメージだけしか頭になかった筈だ。ところが、ふたを開けてみたらコントロールもキレも悪いときた! これには彼もだいぶ困ったんだろうな。度々ベンチを救いを求めるような目で見ていたよ(苦笑)

一方ソフトバンクのキャッチャーの的場は違った意味でいい選手だね。あのキャラクターといい、ピッチャーも文句がいいやすいし、チーム環境を良くする雰囲気を持ってる選手だと思ったよ。あとは久々に見た馬原。去年の経験がいかされて、トヨ(現巨人・豊田)のようないいボールを投げていただけに、西武にとっては脅威的な存在になるだろうね。とはいえ、ソフトバンクも投手戦になると苦しいのは事実。西武も台所事情はいいとはいい難いけれど、そこは打撃陣が上手くカバーして頑張ってもらいたいね。


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