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11月10日(木)の試合を振り返って...
アジアシリーズ ロッテ 対 サムスン (東京ドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
サムスン 0 0 0 0 0 2 0 0 0 - - - 2
ロッテ 3 0 0 1 2 0 0 0 - - - - 6
■投手リレー サムスン:バルガス→安志晩→姜永植→権五俊→呉昇桓→任洞珪
ロッテ:小林宏→小野→藤田→藪田→小林雅
■勝ち投手 小林宏 1勝0負0S
■セーブ -
■負け投手 バルガス 0勝1負0S
■ホームラン サムスン: -
ロッテ:橋本1号

ロッテは1回、西岡の三塁打などで3点先取。その後も橋本の本塁打などで。5回までに6点をリード。先発の小林宏は6回2失点と好投。

11月10日(木) 東尾修の「ひとりごと」

今日からアジアの王者を決めるアジアシリーズがはじまった。テレビ中継の解説ということで、ロッテとサムソンライオンズの試合を見てきたけれど、やはり力の差を感じずにはいられなかったよ。

韓国人選手が取り入れているバッティング論はメジャー式。しかし、体格が大きく異なるアメリカ人のバッティングを取り入れても、やはりそこには無理が生じるもの。今日の試合でもボールを迎えにいった結果、手がついて行かず、片手を離してしまう選手が多かった。今のバッティングではインサイドのシュート回転したボールは間違いなく全部内野ゴロに終わるよ。イ・スンヨプ(ロッテ)が去年結果を残せなかったのも、それが大きな理由だった。今年、打撃が日本流になったことで、あらゆるボールに対応できるようになったからこそ結果が残せた、といっても過言じゃないだろうね。

ここ数年、日本から多くの野手がメジャーに渡り結果を残している。ところがその他のアジア国はどうかというと、ピッチャーは別として野手で渡米している人はそういないだろう。だからこそ、まずアジア各国にはいきなりメジャーを目指すのではなく、日本のプロ野球を第一の目標にしてもらって技術を磨いていってもらいたい、というのがオレの考え方なんだ。日本も数年前まではメジャーで通用するかどうか定かでない状況にいたけれど、日米野球をはじめ、対戦を数多く繰り返すことで、自らのレベルを知り、また目指すレベルを分かるようになった。今回のようにアジア各国と日本との対戦を多くすることで、アジア全体のレベルアップにつながっていくと思う。それだけに今回の大会は、単にアジアの王者を決めるということではなく、意義ある大会だと思っている。

また、野球界全体のレベルアップのためには、1軍だけにとどまらず、2軍のチャンピオン同士で対戦することも今後やっていくといいと思うよ。1軍だけ技術を磨いていっても本当の意味でのレベルアップにはつながらないからね。本格的にやるのならば、まずは下の層からレベルアップを計っていくべきなんじゃないかな。

さて、オフシーズンに入って中々野球の話で更新する機会がなくなってしまう訳だけれども、それではせっかく見てくれている皆さんに申し訳ないので、オフの間は極力皆さんの質問に答えて行こうと思ってる。野球だけに関わらず、聞きたいことがあったら「ベースボールQ&A」の方に是非送ってください。

さっそくだけど、ついこの間送られてきた質問に答えさせてもらうよ。トヨ(豊田)のFAに対しての質問で、ぜひ残るように説得してください、今回のFAについてどうお考えですか?って来たんだけれど、OBという立場からいえば残ってもらいたい、というのが正直な気持ちだし、球団から頼まれれば喜んで説得もするよ。しかし、今は現場の人間ではなく、とやかく言える立場じゃなくてね。

とはいえ、実は今回トヨがFAを宣言した前日に知人の結婚式でたまたま会って話す機会があったんで、「FAの権利があるんだったら、早くした方がいい」と言ったんだ。ファンの皆は勿論、おそらくツトム(伊東監督)の中にも,「FA=チームを去る」って思っている人が多いけれど、決してそうではない,ということを忘れないで欲しいんだ。オレがトヨにFAを進めた理由は、現時点で自分はどう評価されているのか知っておくべきだと思っているからなんだよ。自分のレベルを知っておくためにも西武の評価は勿論、他球団の評価を知る、また知りたいと思うのは当然のことだからね。その中で西武という球団に魅力を感じ、また自分を高く評価してくれていると感じれば、トヨがどういう結果に辿り着くかは簡単に想像できるだろう? トヨ自身が「このチームで頑張りたい!」、そう強く思えるような球団で西武にはあって欲しいね。


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