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8月16日(火)の試合を振り返って...
西武 対 ロッテ (インボイスドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
ロッテ 1 0 1 3 0 0 1 0 2 - - - 8
西 武 0 0 1 0 0 0 0 2 1 - - - 4
■投手リレー ソフトバンク:渡辺俊
西武:河原→三井→山岸→岡本
■勝ち投手 渡辺俊 13勝3負0S
■セーブ -
■負け投手 河原 2勝10負0S
■ホームラン ソフトバンク:パスクチ6号
西武:カブレラ31号

チームの連勝が3でストップ。本拠地でも5連敗となった。

8月16日(火) 東尾修の「ひとりごと」

このところ、解説に入った試合は展開どうのという内容じゃない事が多い気がする。“投手王国”といわれた面影が今の西武に見られなくなってきてしまっているからなのかな。ツトム(伊東監督)もこれまでは先発の頭数が揃ってると言い続けていたようだけど、さすがに今日は河原のベテランらしからぬピッチングに台所事情の苦しさを口にしたみたいだしね。

苦しい状況と分かっていながらも使い続けなくてはいけなかったという事実こそが、まさに今の西武の辛い立場を物語っているといっても過言じゃない。ソフトバンクにしろ、ロッテにしろ、防御率がいいチームが上位に抜け出すなかで、今の西武は楽天についで二番目という悪さだ。さらに打率、HR数、盗塁、すべてにおいて昔の西武とロッテの数字が逆になってるくらいだ。

今これだけ苦しい状況に立たされているのは、過去数年の間に将来を見据えた育成が上手くできなかったところにあるんじゃないかな。チーム作りを1年という単位で考えるのではなく、世代交代も含め長期間で考えた上で選手をそれぞれきっちり育てていく。こればかりは現場の人間の力だけでは成り立たず、編成なりといったところの力も勿論必要になる。当面はピッチャー陣の建て直しの為に即戦力を補強することを早急に求められるだろうが、これもそう簡単にできることじゃない。

今ある戦力では戦い抜けないのかといったら決してそうではないし、逆に今ある戦力をさらに来年、再来年パワーアップさせるためにもやらなければならないことがある。キーワードは“(早期)発見”と“治療”。病気になった時、まずどこが悪いか見つけ出し、そして治すだろう?それと同じで、首脳陣は医者同様に選手のどこが悪いのかを見つけ、治療してやらなくてはならない。

許や張といった本来ならば戦力として力を発揮していなくてはおかしい二投手だが、今年は故障もあってファームで先の見えない調整が続いている。許の場合、アゴや左肩の傾き、腕の振りなど、状態が悪い時に注意すべき点がいくつかあって、常について見てはこまめに指摘してやる必要がある。張は張であいつの性格の抑え方がある。しかし現状では、彼らの周囲にどこが悪くて、どうしたら治るのか判断できる人間がいない。そういった意味では預かってる側の久信(渡辺インボイス監督)がもっともっと目を光らせて力を入れていってもいい気がする。

選手個々をすべて事細かに判断することは決して容易いことではない。しかし今は、病気にかかりながらも原因を発見できないわ、発見しても治し方が分からないはの状況で、このままでは病気は悪化し最悪他の箇所にまで転移する可能性がある。トヨ(豊田)やシンジ(森)がいまいち本調子になっていないのも、涌井が力を出し切れずにいたのも原因はそういうところにあるんじゃないかな。もちろんピッチャーに限らず、キャッチャーの細川や野田にしても同じだと思う。今の西武は“治療”できる体制にないがゆえに、“自然治癒”に委ねている状態だ。この状況が続くようならば、今後もかなり厳しい戦いを強いられるのは避けられないのかも知れないね。


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