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8月9日(火)の試合を振り返って...
西武 対 ソフトバンク (インボイスドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
ソフトバンク 6 0 0 0 0 3 0 0 0 - - - 9
西 武 0 0 0 0 0 3 0 0 0 - - - 3
■投手リレー ソフトバンク:斉藤→吉武
西武:河原→山岸→小野寺→三井
■勝ち投手 斉藤 12勝0負0S
■セーブ -
■負け投手 河原 2勝9負0S
■ホームラン ソフトバンク:松中38号、ズレータ31号
西武: -

初回に大量失点。6回にカブレラ、フェルナンデスの適時打で3点返すが…。

8月9日(火) 東尾修の「ひとりごと」

最近はほんと1ヶ月に一度の更新になってしまっているね。何とお詫びしていいのやら…。知ってる人も多いと思うけど、7月下旬から8月にかけて、理子の全英のトーナメントを見に行ってたんだ。初めての渡英だったんだけど、行ったところがとてものどかなところでね。夜の9時を過ぎても日が落ちないにも関わらず、お店が夕方の6時くらいには閉まってしまうんで、最初は戸惑ったりもしたけど、こういう機会を利用して家族でのんびり過ごせたのはとても幸せなことだなって思ったよ。

さて、久しぶりの西武戦だった訳だけど、試合展開がどうのとかコメントできるような内容じゃなかったんで、何を書こうか困り果ててしまうよ。試合を見ていて漠然と感じたことは、選手の成長の難しさ。2年目のジンクスってよくいうけれど、それに似ていて前年度活躍した選手がさらに上を目指そうと頑張れば頑張るほどカベにあたって、一気に成長できない状態にいる気がする。

今日の試合で目に付いたのは中島や貝塚、小野寺といった選手だったんだけれど、前年度結果を残したことでステップアップすべく上を目指して努力しているものの、時折その努力が上手い方向へ運ばずに自分自身何をどうしたらいいのか分からなくなってしまうことがある。今の彼らはまさにそんな状態なんじゃないかな。安定した力を出し切れる一流、超一流になるには一気にいかなくては遠回りなる。そんなことを監督時代にも、将吾について確か書いたと思う。まあ、言うは易しで、選手にとってみたら好きで遠回りをしている訳ではないから難しいのだけれどね。タイガーウッズの様なプレーヤーにもティーチングプロがいるのと同じように、レベルアップするためにあれもこれもと取り組む選手を上手くサポートできる人が必要なのかも知れないね。

上を目指す過程で一つだけやって欲しくないこと、それは持ち味をなくしてしまうということ。貝塚を例にあげてみよう。アウトコースのボールを左方向に持っていく力に長けているぶん、インサイドが詰まりやすい傾向にある。そのため、インサイドを克服すべく右方向を意識しながら打つ努力をするとしよう。すると克服しようとするばかりに持ち味であったアウトコースに狂いが生じ、結果全てにおいて悪くなる。こうなってしまっては元も子もない。

今日、二番手で登板した山岸も、持って生まれたフォーム、相手打者から手の出所がみづらいところは大きな武器だし、カーブも抜群、タイミングの外し方もいい。しかしその反面、コントロールに難がある。そこで、コントロールをよくしようと努力すると、四死球は減るかも知れないが逆に打たれだすようになるだろう。

成長する方法には2つあって、悪いところを直す方法と、悪いものは悪いと認め、それを上手くカバーする別の技術を身につける方法がある。オレ自身、もっとスピードが必要という状態に追い込まれてはいたが、必要だからといってそう簡単に速い球が投げられるわけではないので、それをカバーする方法を自分なりに考え出したからね。

あとは自分の役割を知ることかな。自分が何を求められているのかを知ることで目指すべき道がわかるはず。ただ、若い選手にはそういったかたちで早々に目標を絞り込んでしまう事はして欲しくないけれどね。


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