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6月10日(金)の試合を振り返って...
巨人 対 西武 (東京ドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
西 武 0 0 1 0 0 0 2 0 0 - - - 3
巨 人 0 0 0 2 0 3 0 0 X - - - 5
■投手リレー 西武:大沼→正津→小野寺
巨人:マレン→久保→シコースキー→木佐貫
■勝ち投手 マレン 2勝2負0S
■セーブ 木佐貫 0勝0負2S
■負け投手 大沼3 勝5負0S
■ホームラン 栗山4号
清原12号、阿部13号、ローズ14号

巨人は、4回に清原、阿部の連続本塁打で逆転。6回にも3点を追加。

6月10日(金) 東尾修の「ひとりごと」

約1ヶ月ぶりの更新になってしまったね。楽しみにしてた皆さんには本当に申し訳ないことをしてしまったけれど、5月中旬から渡米させてもらったお陰で、理子と楽しい2週間を過ごすことができたよ。一緒に買い物に行ったり、車での長距離移動に付き合ったり、最終日には「野球が見たい!」ってせがまれて、2人でヤンキース戦を見に行ったり、充実した毎日だったなあ。

渡米中も、日本のプロ野球の結果はちゃんとチェックしてたんだけど、久々の西武戦はピッチャー出身のオレには寂しさを感じずにはいられなかったよ。東京ドームという場所を考えれば、何よりも警戒しないといけないのはホームラン。特に、巨人の場合はホームランでの得点がメインなのだから、その意識は強くもたなくてはね。とはいえ、大沼の場合そこまでのコントロールがない分、ホームランにされても仕方ないケースもある。阿部やローズのホームランがまさにそれ。だけど、キヨ(巨人・清原)のはいただけないね! 二死走者なし、1点差はどう考えたって一発狙ってくる場面。にもかかわらず、インサイドまっすぐを要求した田原もいけないけれど、それに対してロボットのように従ってしまう大沼も大沼だよ。投球の技術を磨くことも大事だけど、これだけ一軍での経験を積んできた大沼なのだから、考える力もつけていってもらいたい。キャッチャーとの信頼関係は大事だけれど、自分の考えをもって首を振ることも大事だからね。

それともう一点、6回二死満塁で元木を迎えた場面。逆転されてからの最大のピンチに動揺しているのが、ボールに現れ過ぎてたよ。自信のなさ、気持ちの弱さがあれだけボールで出てしまっては、相手バッターから「このピッチャーはビビッてるな」ってなめられてしまって当然。普通のバッターなら、見逃しておけば押し出しになるな、なんて思うところだけど、バッターが元木だったからね。あいつ(元木)の性格を考えれば、結果どうのこうのではなく、その状況を楽しんで思いっきり打ってくるのがわかる訳だから、自分の気持ちをボールに出してしまっては勝負する前に結果は見えてしまうよ。相手に弱さを見せていては同じ土俵で勝負できる訳がない。ピッチャーとしてイロハのイがなってない、って話だからね。おかれている状況、バッターの性格、いろいろ考えた上でどうするか考える力、そしてその考えていることをボールに出さない力。この2つを身につけたら大沼はもっと成長できると思うよ。

バッターでは気になったのは中村だね。今までは状況に流されず思いっきりバットが振れていたし、それがまさに持ち味だった。しかし、今は結果を気にするあまり、バットが振れなくなっているように感じたよ。フェルナンデスの手首の問題もあって、守備からスタメンで使い続けている影響もあるのかも知れないけれど、体のキレもなくなってきている気がするからね。ほんの少しだけでも今かかってる荷をおろしてあげれば、以前のように伸び伸びとやれるんじゃないかな。


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