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5月9日(日)の試合を振り返って...
西武 対 日本ハム (西武ドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
日本ハム 0 1 0 0 0 0 1 0 0 - - - 2
西 武 0 0 0 0 0 0 1 0 0 - - - 1
■投手リレー ミラバル→横山
石井貴→星野→長田
■勝ち投手 ミラバル3勝3負0S
■セーブ 横山1勝0負4S
■負け投手 石井貴0勝2負0S
■ホームラン セギノール12号

打線がつながらず、7回の1点のみ。石井貴好投も…

5月9日(日) 東尾修の「ひとりごと」

ここのところ、渡米の準備で毎日がとても忙しいんだ。もうすぐオレの誕生日だからって、親しい人が祝ってくれる予定を立ててくれていたみたいなんだけど、その時はちょうど向こうにいる予定でね。カズオ(メッツ・松井)と理子に祝ってもらうよ!って言って断っている状態なんだ。

と、それはさておき、今日の試合についてだけど、実はつい何日か前にタカシ(石井貴)と飯を食べる機会があったんだ。ここ数年いろいろと悩みもあったらしく、珍しく熱い野球談義を何時間も繰り広げてしまった。今までのタカシは、とにかく“勝ちたい!”という気持ちばかりが先走って、それがあいつのピッチングのよさの妨げになることが多かった。そんな話を含め、いろいろと話をした効果があったからなのか、今日は“勝ちたい!”という気持ちではなく、“いいピッチングがしたい!”という気持ちで放っていたようだ。プレートの使い方、左手のグローブの使い方も抜群だったし、ピッチングの内容も100%と言っていいほど、完璧だった。変化球も冴えていたし、文句のつけようがなかったよ!と言い切りたい。

ところだが、一つだけ大きな問題点があった。それは、2−0から気の抜けたボールを放ってホームランを打たれたり、ここぞ!というところで気の抜けたボークを犯してしまったこと。投手戦の試合の勝負所でそんなミスを犯していては負けて当然だ。若いピッチャーならともかく、いい加減ベテランになってきているのだから、ある程度身についてきた技術をいかせるように、もう少し気持ちの面を鍛えないといけない。ダイスケ(松坂)の時にも書いたけれど、今日と同じピッチングがまたできるとは限らないし、できたとしても相手を抑えられるとはいいきれないわけで、この先、いい時わるい時を何度となく繰り返していくことだと思う。そんな中で、絶対にやってはならないことを絶対にしない!というのは最低でもできるようにならないとね。

プレートの使い方、左手のグローブの使い方、気持ちの持ち方…これらは皆、オレが監督時代から再三タカシに言ってきたことばかりだ。今日やってみて、とりあえず内容的には満足いくピッチングができただろうから、おそらく次回も同じようにするとは思う。問題は、同じようにやって内容が悪かった時だ。ダイスケもそうだけど、立ち位置や新しい球種をいろいろと試すには試すが、ちょっとでもダメだとすぐ辞めてしまう傾向がある。早めに判断することも大事かも知れないが、場合によっては我慢することも必要だ。ダメな時期を乗り越えなければ、いつまで経ってもカベを乗り越えられず、同じカベに何度もぶつかることになるのだからね。

今日のタカシのピッチングがよかったもう一つの理由を皆さん知っているかな? それはオレが球場で見ていたということ!(笑)オレの目を相当気にして投げていた気配が幾度となく感じ取れてね。というのは自惚れかも知れないけれど、少しはオレの話も役に立ってるのかな、って嬉しくなったのは事実だよ。え?じゃ、これからもタカシの登板日には見に行ってください? いやいや、さすがのオレも忙しい身なんでね。遠くからそっと見守らせてもらうとするよ(苦笑)


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