| 2月19日(木) 東尾修の「ひとりごと」 |
今日はジャイアンツのキャンプに行って、この間、風邪で見ることができなかったキミヤス(工藤)のピッチングを見てきた。最初取材陣に対して“あんまり投げない”って言ったのに、オレが側で見ていたら、だんだん力が入ってきて、最後は声をあげて投げるまでになってね。オレの視線を感じて、懸命になってくれてるのが嬉しくて、もっと近寄ってさらに刺激してやったよ!(笑)後で聞いたら、今年初めて力一杯放ったらしんだけど、あの年齢で隣にいた上原を刺激していたってのは本当にすごいことだよ。
気持ちがのっている分、下半身に躍動感もあったし、ボールを離す瞬間の音すら聞こえていたしね。それだけに、フォームに悩み、間合いを長くとりながらやっているダイスケ(西武・松坂)と違ってリズムもよかったよ。悪い球が一球あれば深呼吸し一息ついてから投げる、その後5〜10球いい球が続けていく、その繰り返しでね。気持ちが乗っているからこそリズムよく、悪い球を引きずらない間合いで、安定したピッチングができるんだろうな。ダイスケの隣でキミヤスに投げてもらったら、いい刺激になったんだろうなぁ。隣で投げていた上原がキミヤスより早くブルペンを出たんだけど、オレと一緒にキミヤスのピッチングを見て、ステップの出し方の話をしたりしてね。一流の人間同士だからこそできる話をたくさんしてきたよ。 その後、紅白戦があって、堀内監督と話をしながら見させてもらったんだけど、試合時間が3時間を超えると集中力が途切れるからと、攻守交替をスムーズにしたり、バッターボックスに入るのを早めたりと、チーム全体で努力しているのがよくわかった。
そんな中、紅白戦で目に止まったのは復活がかかっている河原。打線の補強は充実している巨人だけど、ピッチャーに関しては物足りない部分があるだけに、オレだけでなく、堀内監督も一番気になって見ていたところだと思うが、よくなるきっかけを掴んだように思えたよ。ただ、河原自身の中に去年の悪いイメージがある分、この後オープン戦で結果を残すことが重要になってくる。いいイメージと悪いイメージでは、悪いイメージばかりが強く残ってしまうもの。なんとか結果を残し、“勇気”と“自信”を取り戻してもらいたいね。


