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6月3日(火)の試合を振り返って...
西武 対 ロッテ (西武ドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 - - - 0
西 武 0 0 0 0 0 0 0 3 X - - - 3
■投手リレー ミンチー→シコースキー→川井
松坂→豊田
■勝ち投手 松坂 7勝1負0S
■セーブ 豊田 0勝0負11S
■負け投手 シコースキー 2勝3負0S
■ホームラン カブレラ13号(シコースキー)

8回無死1、2塁で、カブレラが左中間に3ランを放つ。松坂は8回を3安打無失点で7勝目。

6月3日(火) 東尾修の「ひとりごと」

理想通りのピッチングをダイスケ(松坂)が見せてくれた。ランナーを出しても汗一つかかず、“1人ぐらいだしても点にはならない”っていう余裕と自信。他のチームに比べ、近鉄やダイエー戦の時には確かに若干力が入る部分もあるかも知れないが、そういった対戦相手の違いということではなく、連勝し、結果を残していることからくる自信っていうのかな、それは見事なものだったよ。そういった余裕や自信があると自然と力が抜け、ピッチングの体の使い方もよくなってくる。体が100%の力を出そうとしなくても、腕の振りは100%以上の力を出せていたからね。焦ったりして気持ちが前に出てしまうと、気持ちと体は100でも腕は80以下になる。本人の中では100で腕を振っているつもりでいたとしてもね。

結果が出せず、自信がなかった頃は、どうしても立ち上がりから100%以上の力でとにかくがむしゃらに向かっていってたんだ。全打者に対して、立ち上がりからそんなことをしていてはピッチングにメリハリがない上に、中盤以降どう考えたってスタミナが切れるに決まっている。若い頃っていうのは、そうだと言い聞かせても、こればっかりは分からないものでね。4年目にしてようやくダイスケも分かるようになったのだろう。今日の試合でも、中盤から後半、とくに6回の満塁のピンチでアクセルを全開に踏み込むことができたのは、立ち上がり力をセーブして投げていたからだ。試合の中で一番重要な場面で持ってる力のすべてを出し切る、特に試合の中盤から後半にかかるところでスピードとキレが前半よりも出せるだけのスタミナがあることは、相手にとってとても脅威的だよ。

今日のピッチングを見る限り、この後悪い方向へと向かう要素が1つも見あたらないだけに、他のチームにとって、今年のダイスケは本当に怖い存在になるだろうね。そんなダイスケの影響なのか、今日のトヨ(豊田)もここ数年で一番!といえるぐらい良いピッチングをしていたよ。力を入れ過ぎず、抜き過ぎず、っていうのかな。ダイスケ同様、自信と余裕のなせる技だね。

カブレラのホームランに関しては、ロッテのバッテリーがあまりにも知恵がなさ過ぎたな。あの状況で、フルカウントでアウトコースにいくのは定番中の定番の攻め方だからね。カブレラレベルの選手には簡単に読まれてしまうのは当然のこと。古田(ヤクルト)やその他の経験あるキャッチャーならば、インコースのストライクゾーンに真っ直ぐを投げさせるところなんだけどな。

見ごたえのあるピッチングを見せてくれたダイスケだったけど、観衆の数はわずか1万9000人。最近メジャーの話題が中心になり、日本のプロ野球の話題があまり目立たなくなってしまっているだけに、ダイスケがいいきっかけになって欲しいね。なにか1つ派手な出来事でもあってくれると、日本球界ももっと盛り上がるんだろうけどなぁ。


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