| 4月10日(木)の試合を振り返って... ヤクルト 対 巨人 (神宮球場) |
| TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 巨 人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | - | - | - | 2 |
| ヤクルト | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 | 0 | 5 | X | - | - | - | 12 |
| ■投手リレー | 高橋尚→柏田→木村→ペドラザ→前田 石川→五十亮 |
| ■勝ち投手 | 石川 1勝2負0S |
| ■セーブ | - |
| ■負け投手 | 高橋尚 0勝1負0S |
| ■ホームラン | - |
ヤクルトは初回にラミレスと鈴木の適時打で2点、中盤に鈴木の適時打などで5点。さらに、8回には5得点を奪い圧勝。鈴木は4本の安打すべてが適時打で6打点の大活躍。
| 4月10日(木) 東尾修の「ひとりごと」 |
昨日と今日はヤクルト×巨人戦を見に神宮に行って来た。仕事を兼ねてだったんだけど、実はサイト宛に「鈴木健の今の状態はどう?」とメールで問い合わせがあったんでいい機会になったよ。2月のキャンプ中にケンがインサイドを克服するために、ベースからボール1個〜1個半離れて打撃練習をしていたことを書いた。4,5年前に「ベースから離れてみろ」と言ったことはあったが、2つの理由からそれを成し得なかった。1つは、シーズン途中だったこと。調子が悪い選手がシーズン途中にベースから離れて立つことは、想像以上に難しいんだ。アウトコースの球が遠くに感じ、ストライクゾーンの見極めがまったくできなくなってしまう事態に陥るのが目に見えるからね。もう1つの理由は、ケン自身が若かったということ。インコースを攻められても、若さと自分の体のキレでなんとか強引に、力づくに打ち返そうとしてしまっていた。
以前のケンは、ベース寄りに立ち、つま先が白線にかかっていた。ピッチャーっていうのは、白線上に足がかかっている選手を見ると、インコースを果敢に攻めようって気持ちにさせられるものでね。ケンも例外ではなく、インコース攻めにあった訳だが、インコースを攻められる→強引に打とうとする→打ち損じる→攻めた投手は自信がつく→インコースをさらに攻める→前にも増して力んで意地になって力で打とうとする。まさに悪循環だった。
もともとバットコントロールと選球眼は優れているやつだから、ストライクゾーンをしっかり掴めさえすれば力んで打たなくても結果は出せるはずなんだ。西武ドームの両翼が広くなったことで、オーバーフェンスしていた打球がすべて外野フライに終わっていたことが、余計なプレッシャーとなりケンを苦しめていたと思う。器のせまい神宮球場に移って、打球がすべてフェンスに直撃するようになった=結果が出た、ことで今は力みが全く見られない。こういっては何だが、今日のあたりも西武ドームならおそらく外野フライになっていただろう。同じあたりでも“結果”はまったく違う。そこが大事なんだ。
順調に結果を残しているケンなだけに、この後各チームのマークは厳しくなってくるだろう。今は自信と余裕から、インもアウトも上手く打てている。となると、どこを攻めれば打ち取れるのか? もともとインサイドが苦手な訳だから、そこを意識させた上で外のボールを遠く感じさせ、以前のインコースに対する悪いイメージを引き出すしかないだろうね。「ペタジーニの抜けた後にケン(鈴木)はいいですよ!」と若さん(若松ヤクルト監督)に強く薦めていただけに、ケンが結果を残してくれてホッとした、って いうのが正直な気持ちだよ。
得たチャンスをしっかりものにし、これからも活躍していってもらいたいケンに 2つの忠告。その1、足をまたケガする事がないよう十分に気をつけること。その2、審判の判定に平然とし、冷静に対応すること。頑張れよ!


