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2月10日(月)東尾修の「ひとりごと」

今日は、去年まで西武にいたデニー、サメ(中嶋)、富岡のいる横浜を見に行ってきた。首脳陣にとって前年度試合に出場していないベテランの扱いはとても難しい。しかし、チームが変わってしまうと、そういった煩わしさがまったくなくなる。その影響もあってか、3人ともとても明るい表情で練習に取り組んでいた。デニーは母親孝行をしようとキャンプ地のすぐ側に現在家を建てているらしく、あと3年は何とか頑張っていきたいと熱く燃え、サメは昨年出場機会がなかった事から開放され、使ってもらえるという喜びから練習に気持ちが入る。前年度の気持ちが吹っ切れて頑張る姿を見るのはとても頼もしいけれども、くれぐれもケガには注意してもらいたい。デニーはまだブルペンに入っていないようだが、ベテランだしそのあたりは心配していない。焦ってブルペンに入ってしまうよりは、自分の体をよく把握した上でケガをしないように気をつけることが今のあいつにとっては何よりも大事だからね。それに西武時代に一緒にやっている森繁(横浜投手コーチ)がいて心強いだろうし、いい結果が残せることを楽しみにしているよ。

他の投手陣はというと、西武投手陣を見慣れているせいかも知れないが、寂しさというか物足りなさを感じてしまう。左の好打者が多いこのご時世で安定した左投手がいないというのはチームにとって厳しい。また抑えを予定している新外国人にしても、チェンジアップが使えるらしいが、見た限り今の彼のチェンジアップでは簡単に打者に対応されてしまうように感じた。それだけに過大評価をし、安心してしまうのは危険過ぎる気がする。となるとデニーあたりが抑えに、という話になるのだろうが、今の時点でデニーにそんな事を命じてしまうとあいつもヤル気になって必要以上に練習をして張り切りすぎる可能性があるだけに、まだその話はしない方がいいだろうね。

打撃に関しては、広島同様、横浜も課題は多い。広島に比べればベテランと若手の溝はそれほど深くはなく、去年結果を出せなかった石井や鈴木といった選手がまだまだ第一線で活躍できるだけに、昨季末に結果を残した古木やドラフト1位の村田といった若手選手の成長が上手く噛みあっていけば期待のもてる打線ができあがる可能性はある。若手選手がオープン戦を通じ、試合(実践)での勝負強さをいかにアピールできるかにかかってくるだろうね。

1年目の監督のキャンプはとにかく忙しい。これまで山田さん(中日)、若さん(若松監督・ヤクルト)、浩二さん(山本監督・広島)と見てきた訳だけど、皆落ち着いていて、ゆっくり監督室で話を聞く事ができた。ところがダイスケの場合、先輩ヘッドコーチに気を使い、他の場所でも気を使い、と落ち着いてる暇はまったくなかった。一からチームを作る大変さはオレ自身よく知っているし、あまり多くは求めないけれど、とりあえず今年1年、明るいキャラクターをいかしてセ・リーグの台風の目となるチーム作りを期待したいね。


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