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2月7日(金)東尾修の「ひとりごと」

キャンプが始まって1週間。第1クールは何かと忙しくて、どこにも足を運ぶことが出来なかったけれど、今日からフル回転でキャンプ地めぐりをしていくんで、日々のキャンプレポートを楽しみにしててもらいたい。まず今日は、早朝の便で沖縄入りし、到着してすぐ中日を見に行った。オレが着いた時には既にピッチャー陣は練習を終えてしまってたんで、野手しか見ることができなかったけど、山田監督や佐々木ヘッドとゆっくり話をすることができたんで良かっ たよ。

中日がどうという前に、毎年この時期に沖縄にきてキャンプ見学をして思うことは“環境がいい”という事だ。去年のキャンプレポートでも何度か書いた記憶があるんだけど、暖かい土地でキャンプをすると選手がのびのびと練習できるのと共にケガをする事がまずない。チーム全体の力の付き方にしたって寒い土地でキャンプをやっているのとは全く違ってくるし、チームプレーをやっていても体が縮こまってすることがなく本当にのびのびやっている選手の姿がいつも印象的だよ。選手個々の能力にしたって、寒い所でやっていたらちょっとしか伸びなかったのが、暖かい所でやることがそれ以上の能力を引き出すと確信してるしね。中日で言うと、井端なんかがいい例なんじゃないかな。ドラフトで入って来た時はあれだけの選手になるとは誰も思っていなかったはずだ。今の彼の姿はこういう場所で1年をスタートしたからこその成果だとオレは思っているんだ。

中日のチーム事情はというと、監督もヘッドも4番の急な不在に本当に頭を抱えきっていた。そりゃそうだよな。契約も済み、確実と思われてた4番打者が突然こないなんて事になったら、その落胆の度合いは相当だろうよ。今の中日は一時期の西武に似ていて1番から3番までは何とか固定できても4番だけは定めようがない状況だ。HRを量産できる右バッターを何とか確保したいところだけれど、右打者の4番っていうのは見つけるが大変でね。西武だってカブレラに巡り合うまでは相当苦労したからな。とりあえず、今後球団がどういった対応で4番の穴をうめていくのか注目だ。アメリカのルールにのっとって、向こうの成すがままなんてナメられっぱなしでは日本プロ野球界の恥だからね。今回のことがこれからの道筋にもなるんだし、そのあたりも考慮したうえでの対応を期待しているよ。

中日の明るい材料といえば立浪かな。何よりもあの明るさがいい。チームの主軸となるようなバッターがあそこまで明るいとチーム全体にも大きく影響して活力を生み出すからね。今のままだとおそらく4番を任される可能性が一番高いのは彼だろう。しかし、今はそういったプレッシャーをかけられる事なく明るくのびのびとやってもらいたいよ。名球会入り(2000本安打)まであと少しで「オールスターまでに達成します!」と明るくオレに誓った彼には是非とも頑張ってもらいたいと思ってる。

今回沖縄には12日まで滞在する予定で、この後ヤクルト、日本ハム、横浜、広島とまわるつもりだよ。すぐ近くに全部で5球団がキャンプをはっているのはすごいことだけれど、この気候の下では納得いくよ。来年には万座の方に新しい球場が出来るらしいし、今後ますますキャンプ地として沖縄は発展していきそうだな。


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