| 12月9日(月) 東尾修の「ひとりごと」 |
勝利投手になるっていうのは、やっぱり気持ちがいいもんだね。(マスターリーグ)特別ルールを全く知らなかったんで、2イニングしか投げていないオレが勝利投手になるとは思いもしなくてね。前回の登板の汚名返上ができたことと、試合を壊さなかったことで満足してベンチで鼻高々としていたところに、試合終了のアナウンスで「勝利投手 東尾」ってコールされたもんだから驚いたよ。あげくの果てにはヒーローインタビューまでしてもらって、何だか照れくさかったよ。以前から話していた通り、前々から新聞広告で大きく先発告知がされていたから、かなりプレッシャーだった。ちょうど1週間前に名球会の日米野球で投げていたのがいい調整となったわけだけど、実は試合前のブルペンでシュートを投げた際に左太ももの裏側に激痛が走ってね。先発投手の状態を心配してブルペンに集まってきていたスタメン選手を冷や冷やさせるわ、オレの後に投げる予定の池田も慌てて投球練習させるわ、試合直前のブルペンを慌しくさせてしまっていたんだ。とりあえず、テーピングをきつめにしてもらう応急処置で何とか大丈夫だったんだけど、今思うと、あれで野手が「こりゃ点を取ってやらないとまずいぞ!」と思って一生懸命になって、初回の大量点につながったんじゃないかなんて思ってるんだけどね。当初予定していた1イニングのみの登板を、あえて2イニングにしてもらうほど、気持ちよく投げることができた。MAX125kmまで出てきて、だいぶピッチングができる体になってきたしね。次回はMAX130kmくらいのピッチングで勝ち星をあげて、最多勝狙いで頑張ってみようかなんて欲まで出てきたよ。
マスターリーグでは、相手の練習中にホームチームの選手がスタンドに行き、サイン会を行っているんだけど、今回は先発ということもあってスタンドのファンの皆さんのもとに行くことができなかった。名前をコールされた時、打ち取った時のスタンドから湧き上がる暖かい声援が嬉しくて、試合中ではあったけれど、一塁側のスタンド脇にいってサインをしたんだ。大勢の人が集まってくれたんだけれど、中にはこのサイトの会員の方もいてね。試合終了後にもわざわざ関係者口まで熱心に見送りに来てくれたりして、本当に嬉しかったよ。18日と25日の試合は残念ながらスケジュールの都合が合わず試合には参加できないんだけど、1月の優勝争いが激しくなる頃にはしっかり体調を整えて万全の状態で試合に臨むつもりなんで楽しみにしててほしいね。
尊敬している大先輩の池永さんが25日に登板する予定なんだ。昨日オレが投球練習をする横で池永さんも練習してて、オレよりもスピードもキレも数段上のボールを投げていたんだ。受けていたキャッチャーが「去年よりスピードが出てますよ、池永さん!」と声をかけると、「自宅の壁むかって毎日投げ込みしてるから、ボロボロだよ自宅の壁が。普段の練習じゃ思いっきり投げれないから、今日みたいな時にしっかり投げ込んどかないと」っていいながら、休むことなく投球練習を続けていたんだ。オレよりもはるかに年上の池永さんのあの姿勢を見て、改めて池永さんの凄さを目の当たりにした気がしたよ。25日に応援にかけつけられないぶん、是非ともファンの皆さんには球場にいって池永さんに熱い声援を送ってもらいたい。


