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10月26日(土)の試合を振り返って...
日本シリーズ(1)巨人 対 西武(東京ドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
西 武 0 0 0 0 0 0 0 0 1 - - - 1
巨 人 0 0 4 0 0 0 0 0 X - - - 4
■投手リレー 松坂→三井→後藤→土肥
上原
■勝ち投手 上原1勝0負0S
■セーブ -
■負け投手 松坂0勝1負0S
■ホームラン 清水1号(松坂),清原1号(松坂),カブレラ1号(上原)

3回に巨人上原が初安打、続く清水が先制2ランを松坂から放つ。無死2,3塁で松井は併殺打にたおれるが、清原が左翼上部看板直撃の特大2ランを放ち、上原を援護。西武は上原の前に12三振を喫すなど精彩を欠いたが、9回カブレラがソロを放ち、完封はまぬがれる。

10月26日(土) 東尾修の「ひとりごと」

とうとう日本シリーズが始まったね。昨日都内で講演を終えた後、東京ドームに練習を見に行った。優勝が決まってからタツ(原巨人監督)にも伊原監督にも、まだお祝いの言葉を言ってなかったんで、とりあえず「優勝おめでとう」と声をかけてきた。二人共緊張感のあるいい表情をしていたよ。新人監督同士、いい闘いを見せてくれるんじゃないかと期待が持てたほどだった。

両チームの優勝が決まってから、日本シリーズの予想を色々なところでしてきたけれど、ある取材で「巨人が勢いにのるには誰がキーマンになるか?」と質問された事があった。他の人は松井だ、高橋だ、と答えていたけれど、オレは迷わず「清原」と答えた。移籍後巨人に馴染めない時期もあり苦しんだキヨ(清原)だったけれど、巨人の一員として認められてからのファンの声援はどの選手に対するものよりも熱い。キヨの巨人に対する熱い思いがファンに伝わったからだと思うけれど、そんなキヨがHRを打てば、否が応でも盛り上がる、そう確信していた。今日の第1戦はまさにそうだった。清水の先制2ランの後、松井がゲッツーに終わり、流れが途切れた後の追加点だったからという事ではなく、あれはキヨが打ったから、あれだけの盛り上がりを見せたのだ。その声援に後押しされるように先発の上原もその後から乗ってきたのは言うまでも無い。キヨが打てばベンチとスタンドが盛り上がる、そのことを西武投手陣は忘れてはならないよ。

ダイスケ(松坂)については、日本シリーズの初戦で投げることが出来たことはいい経験であり、大きな財産であるという事を実感してもらうと共に、こういった試合、エース対決で勝つことの大変さ、大事さを学びとってもらいたいね。勝つ為にはまだまだ学ぶ事が沢山ある。そんなに簡単に勝てるほど甘くはないのだからね。

キヨのHRに関して言えば、松井(巨人)をゲッツーをとり、何とか早くアウトを取りたいとツトム(伊東)が焦って、(カウント)1−2からインサイドに普通に構えてしまったのが失敗だった。1塁が空いている上に、キヨの左足の状態を考えれば、インサイド高めに構えなくてはいけない。明日以降も言えることだが、インサイドストレート高め、外に逃げるスライダー、この2つの攻めは絶対に徹底した方がいい。

上原のようにいいピッチャーの場合、やはり立ち上がりの悪いときに捕らえなくてはならない。それが出来なかった大きな敗因は、初回の小関のバントミスと、もう1つはダイスケにバントさせなかった事だ。ダイスケを7番に置いた第1の理由は、ああいった場面でランナーを送る為のはず。あれでは、本来の目的を完全に見失ってしまっている。試合後伊原監督はバントが成功する確率が低かったから、と話していたが、サードに江藤、ファーストに足を痛めてるキヨ、そしてランナー平尾を考えれば、ランナーを進めるバッティングが成功する確率よりも、バントが成功する確率の方が高いはずだ。明日、ピッチャーを本来の目的通り7番に置くのか、、それとも今日の試合を踏まえて、あえて8番に持ってくるのか、はたまた今日はダイスケだから例外的に7番においていたのか、そのあたりが楽しみなところだね。

初戦を落とした西武だが、救いの材料はある。ダイスケ以降のピッチャーが巨人打線相手に好投を見せたこと、そして9回のカブレラのホームランだ。先発投手陣の状態が悪ければ、早い回にでも投手交替を告げられることは大きいからね。カブレラも1発も他の選手の励みになっただろうし、明日につながっていく筈だよ。

明日は先発が桑田とタカシ(石井)だ。桑田は今日の上原同様、相手をかわしていくピッチングをするタイプで、一方のタカシはダイスケ同様、勢いで向かっていくタイプ。つまりは今日と同じようなタイプのピッチャーが明日マウンドにあがるというわけだ。そうなるとどれだけ早く打線が桑田を捕らえ、いかにタカシが地雷を踏まないピッチングが出来るかにかかってくる。今日の試合でシーズン中191安打を放っている清水を勢いづけてしまったし、キヨの気持ちも乗せてしまった。その勢いをとめるためにも、タカシには今年一番のピッチングを期待するしかない。


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