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7月6日(土)の試合を振り返って...
西武 対 近鉄(札幌ドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
近 鉄 0 0 0 3 0 2 0 0 2 - - - 7
西 武 0 0 0 0 1 3 2 0 0 - - - 6
■投手リレー 岩隈→小池→ジョンソン→岡本→三澤→大塚
三井→青木→森→豊田
■勝ち投手 三沢 3勝1負0S
■セーブ 大塚 0勝0負1S
■負け投手 豊田 4勝1負13S
■ホームラン 北川1号(三井)、中村24号(豊田)
伊東5号(ジョンソン)、カブレラ23号(岡本)

近鉄は4回、北川の3ランで先制。5対1とリードされた西武は6回、伊東の3ラン(史上121人目の通算150本塁打)で追い上げると、7回カブレラの4試合連続となる2ランで逆転。しかし土壇場の9回、近鉄は中村が2ラン逆転アーチを豊田から放ち、最後は大塚が締めた。

7月6日(土) 東尾修の「ひとりごと」

昨日の夜は中継が終ってからも何かと忙しくて更新ができなかったんだ。その点今日は特に用事がなかったんで、昼間はゆっくり出かけて、夜はナベ(渡辺久信)と一緒に食事して、戻ってきてからはNHK−BSのライオンズ戦を見てたよ。

昨日、今日と復帰してからのカブレラの勢いは本当にスゴイね。状態が悪いときのカブレラはカーブとわかっていても体が止まらず振ってしまっていたけれど、昨日の1本目なんかは上手くよびこんで、ひきつけて打っていた。2本目にしてもしっかり押し込んで打ったすごいHRだったし、体と精神的なバランスがとてもいい状態なんだろう。ちょうど去年のシーズン序盤の頃と全く同じ状態だよ。それだけに心配なのはこれからなんだ。打てば打つほど、相手投手は勝負を避け始めるだろうからね。そうなると去年後半の時のように“打ちたい打ちたい病”の症状が出て、ボールを待つ余裕がなくなり、ひたすら振りに行き状態を悪くするのは間違いない。昨年の反省をしっかり踏まえたうえで、どう対応するかにかかってくるだろう。そういう時のカブレラの精神状態はアップの時の表情ですぐわかるだけに、前半戦残り5試合でどんな表情を見せてくれるかオレ個人としてはとても楽しみだよ。

昨日の試合に関しては、3番・4番のクリーンアップが抑えられるわ、ノーアウト3塁から点をとれないわ、さらにはエラーが絡み1点を献上するわの近鉄に助けられた部分も多少あったよ。これまでピッチャー陣の活躍で勝ってきた西武もここに来て投手陣に若干疲れが見えてきているしね。前半戦の残り数試合、昨日の小関やカブレラのように打撃陣が引っ張っていくことが必要になってくるだろう。

そうそう、昨日の試合を見てて気にかかっていることがあるんだ。それは昨日の試合1打席で交代したベン(和田)と、1軍に復帰してからなかなか結果を出せない柴田のこと。打った後のベンの様子を見ていると足を悪化させてしまった印象を受けた。今日の試合、スタメン出場して2本の2塁打を打っているようだから心配はいらないとは思うけれど、昨日の状態を見る限りでは前半残り数試合のところで無理して使ってしまっては後半戦の大事な時期に響いてきてしまうのでは?とふと考えてしまってね。柴田については、ベンが守備につける状況じゃない以上、同じく守備につけない柴田は控えに回ってしまうことが多くなり、復帰してから実戦の場を数多く経験できない状態が続くというのが気になってね。まあ、こういった選手の状態や状況などの細かいことは現場の人間にしかわからないことだから、勝手にあれこれ言っても仕方ないんだけれどね。自分自身監督という立場にたって、表には出ない小さな故障や事情が色々あるということを身をもって知っているし、とりあえずは全てがいい方向へ進んでくれることを願うしかないかな。

昨日負けていただけに追いかける近鉄は今日は必死だったね。試合後のノリ(中村紀)のインタビューでも「最後まで諦めない」って言っていたけれど、まさにその通りの試合展開だった。ツトム(伊東)の3ランで逆転されて、さらには2試合連続ででっかい一発をカブレラに浴び、守護神のトヨ(豊田)がマウンドにいるとくれば、諦めムードも漂いかねない。そこを、ストレート2球で簡単に追い込まれてしまった後の3球目、打った瞬間入ったとわかるHRを打つのだから、立派なものだよ。西武が負けはしたけれど、両チームの顔が豪快なHRを打つ見ごたえのある試合に札幌のファンはさぞかし喜んだことだろう。6月中はW杯でサッカー人気が高まっていたけれど、今日の試合で野球、あらためパ・リーグは面白いんだ!というのが札幌のファンに伝わってる嬉しいね。1勝1敗でむかえる明日の試合はもっともっと見ごたえあるだろうし、札幌のファンのみならず是非明日のテレビ朝日の中継に注目してもらいたいな。


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