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5月11日(土)の試合を振り返って...
巨人 対 阪神(東京ドーム)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
阪 神 0 0 0 4 0 0 0 2 0 - - - 6
巨 人 0 0 3 0 0 4 1 2 X - - - 10
■投手リレー ムーア→原田→星野→金澤
上原→篠辺→岡島→河原
■勝ち投手 上原 5勝2負0S
■セーブ -
■負け投手 ムーア 4勝2負0S
■ホームラン アリアス12号(上原)-檜山8号(上原)-濱中4号(上原)
二岡4号(ムーア)-清水4号(金澤)

巨人が今季初の2ケタ得点を挙げ、阪神とのゲーム差を再び0とした。6回、1点を追う巨人は相手の拙守による一死2,3塁の好機を逃さず、川相、阿部、代打村田の3連続適時打で4点を奪った。

5月13日(月) 東尾修の「ひとりごと」

実は、巨人×阪神戦を見るのは中学の頃に甲子園に見に行った以来2度目だったんだ。伝統の一戦であり、首位争いしているチーム同士の戦いとあって、久しぶりに“野球の面白さ”が存分に出たいい試合を見た気がしたよ。

両先発投手の立ち上がりが良かっただけに、「今日は投手戦になるな」と思ったけれど、阪神のバッテリーが大事な所でミスをしたことが試合の明暗を分けてしまった。初スタメンのルーキー浅井(捕手)とショートを守った2年目の藤本−巨人戦とあって、この二人の若手が一生懸命頑張ろう、何とかしよう、という気持ちになっていたのはよく分かったけれど、逆に気持ちばかりが前に出すぎてミットも前に出すぎてしまった。浅井は配球面で、藤本は芝が去年とかわったことで、思ったようにボールがこずに焦って悪送球、これらが先発のムーアを苛立たせていたからね。このミスで巨人が流れを引き寄せて、條辺、岡島、河原の勝ちのパターンにもっていき、逆に阪神はBクラスの投手リレーをせざるを得なくなってしまった。

また勝敗とは関係なく、投手の目から見て気になった点が1つある。それは両先発投手が点を取られた後初球の真っ直ぐを打たれHRを許してしまったことだ。ピッチャーのミスというよりも、両捕手の細心の注意、ピッチャーへの配慮が欠けていたミスに過ぎないだけに、両捕手はもう少し勉強する余地があるんじゃないかな。

点をとったら、とりかえす、さすが二強の争いとあって、“野球”として面白い試合展開だったけれど、巨人にとっては大きい1勝になったね。もし負けていたら1勝5敗になり、苦手意識が出てきていてもおかしくなかった。今の段階でそういった意識を植え付けてしまうと、シーズン後半の優勝争いをする時期に大きく影響してきてしまうからね。それにしても阪神も簡単には引き下がらず、“魅せる”野球を展開してくれるよ。この勢いがあれば、ワールドカップサッカーが始まってもプロ野球に対する関心が薄れる心配はない気がしてきたよ。野球界のためにも今後の阪神に期待したいね。


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