| 3月27日(水) 東尾修の“ひとりごと” |
“新鮮”力で先発投手陣に厚み
ダイエーにとって最も大きいのが新人左腕・杉内、2年目・山田のローテーション入りが期待できることだろう。特に杉内は対西武で力を発揮しそうだ。ダイエーは昨年まで20年連続で西武に負け越している。昨年も12勝16敗で、特に相手の本拠地・西武ドームでは3勝11敗と極端に苦手としていた。今季のパ・リーグはダイエー、近鉄、西武と他3球団に力の差がある。近鉄には昨年19勝9敗と相性がいいダイエーだけに西武に勝ち越すことが優勝への近道だ。また山田も十分ローテーション入りが務まることをオープン戦で証明している。星野、若田部、ラジオらの先発陣に新戦力が加わり、大幅に厚みがでた。
さらにプラスアルファとして寺原もいる。寺原の開幕一軍は難しい状況だが、チームにとっても、本人にとっても、それにこだわることはない。優勝を狙うチームなら高卒新人を計算に入れることはあまりないだろう。二軍でじっくり先発投手としての経験を積ませ、投手陣に疲労が出てくる夏場ぐらいに一軍に上げる形になるのが理想だ。
篠原、渡辺正といった中継ぎ陣には新人の飯島や移籍の鈴木が加わる。年々、防御率が悪くなっている抑えのペドラザだが、そう大崩れはしないのではないか。
※先発投手陣(8) 救援投手陣(8) 守備力(8) 機動力(8) 打撃力(10) 10段階評価
打線はもとより心配はない。出塁率の高い柴原、バルデスの一、二塁コンビから相手投手の左右をまったく苦にしないクリーンアップ。下位打線に城島、秋山らが座る打線に切れ目がない。オープン戦中は松中が左ふくらはぎ痛で欠場したが、仮に主軸の誰かが故障で離脱しても、大道や新外国人のバークハートらで十分その穴を埋められるだろう。昨年球団新の203本塁打を記録した打線は、今季も相手投手にとっては脅威の一言だろう。城島を中心に守備陣も年々、安定感を増しており、チームに死角は少ない。
【データ】昨年ダイエーで25歳以下の勝利は篠原(25歳=3勝)、山田(23歳=2勝)、松(25歳=1勝)と計6勝に終わった。パ球団の25歳以下の投手の勝ち星とチーム全勝利に占める比率は
西 武:31勝(42.5%)
近 鉄:30勝(38.5%)
ロッテ:15勝(23.4%)
日本ハム:12勝(22.6%)
オリックス:10勝(14.3%)
ダイエー:6勝(7.9%)
ダイエーは若手投手の台頭が待たれる。
☆スポーツニッポン(3/27) 評論家軍団12球団戦力分析《ダイエー》より


